美少女ADVって書けばごまかせる

エロゲ紹介するブログです

紹介11 最高の百合ゲー「戦国の黒百合」

みなさんこんにちは。アポロです。

今回は(私内)百合ゲー四天王の一角、言葉遊戯制作「戦国の黒百合」を紹介したいと思います。(紹介するのは、現在発売中の3本について)

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この作品は同人ゲーの中ではかなり有名な百合ゲーで、「姫様がふたなりになってしまった」という、一見ありがちな設定の抜きゲ―と思いきや......

なんと、ふたを開けてみれば、商業作品顔負けのシナリオゲーだったことで話題を呼んだ作品です。

私も初めの体験版からずっと追いかけているので、特に思い入れの深い作品です。

 

そのシナリオ、CG、BGM、どれをとっても、商業作品に負けないクオリティを持った素晴らしい百合ゲーであると自信をもって言えます。

値段も安く手に入りますし、実用性も十分です。

 

......しかし一方で、

もともとマイナーな百合エロゲ―の中で、さらに同人作品ともなれば、

一部の百合ファンくらいしかそもそも目にしない、というのもまた事実であり、

現在、こんなにも素晴らしい百合ゲーが、いわゆる「百合ゲーはこれをやっとけ」みたいなサイトなどでも紹介されていないことがあるのです。

 

これは大問題です!

 

というわけで、いつもは商業作品を中心に紹介しているこのブログですが、今回は同人百合ゲーを取り上げさせていただきました。

ぜひこの記事を見て、みなさんもDLしてみてください!

 

では、前置きが長くなりましたが、以下で具体的にこのゲームについて説明したいと思います。

 

あらすじ(言葉遊戯様HPより)

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これだけ見ると完全に抜きゲ―ですね(笑)

 

ちなみに、この作品は4シリーズ物で、現在「ふたなり姫と隷属の少女」「ふたなり姫と敵国の姫君」「ふたなり姫と忍ぶ少女達」までの3作品が発売されています。(未完結です)

まあ、だいたいあらすじの通りなので、戦国時代の織田信長陣営の話なんだなあ......と思っていただければ十分です。

 

 

さて具体的に、この作品をおすすめするポイントは、といいますと

人間の欲望や葛藤を見事に描いたシナリオのクオリティ!!

安定して美麗なCG!!

③BGMおよび声優陣による良演出!

④主人公の朔姫含む、ほとんどの登場キャラが素晴らしい!!

といったところでしょう。以下解説です。

 

①について。

先ほども申し上げた通り、なんといってもこのシナリオ面の良さというのは外せません。

最初に黒百合1の体験版をやったときは、私も「ああ、ふたなり百合ものの抜きゲ―なんだろうなあ。でも絵はきれいだし買うか」みたいに思っていました。

実際、黒百合1の前半くらいまではそんな話が続きます。

 

ところが、黒百合1の後半からは政治的な話も入ってきて、黒百合2、3とどんどん引き込まれるストーリーになってきます。

あまり語るとネタバレになってしまうのですが、朔姫がふたなりになった裏では、様々な陰謀が渦巻いていることが後々わかってきます。

 

またシリーズを通して、とにかく心情描写が巧みで、朔姫がふたなりになったことで与えられる悦びや苦しみがとてもよく表現されています。

ある意味で「狂気」をテーマにしたゲームといっても過言ではないくらい、人がだんだんと壊れていく様子を感じることができます。

 

そうした欲望が加速していく中で、黒百合2,3と、シリーズは進み、

朔姫はおかしくなり続け、

一体、最後にははどこに行きついてしまうのか、という期待を持たせたまま「戦国の黒百合 最終巻」へと続くわけです。

 

②について。

なんとシナリオと原画家さんが同じ人、ということらしいですが(笑)

近年珍しいくらいCGもきれいです。

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やはり百合作品はCGもかなり重要になってくるので、その意味でも黒百合は優れているといえるでしょう。

 

③について。

BGMは和風のものが多いですが、なんといっても感動的なシーンで流れるBGMがどの作品でも素晴らしいです!

声優さんもプロを使っているので、演出もかなり力が入っていることがわかります。

 

④について。

なんといっても朔姫のキャラが素晴らしい!

孤高の姫君、という感じなのですが、その裏では強さがある一方で弱さも兼ね備えている、という、ついつい応援したくなるようなキャラになっています。

また、メインヒロインは1,2,3で変わるのですが、それぞれがきちんとキャラ分けされていて、毎回新鮮な気持ちでプレイすることができました。

百合ファンにはたまらないシチュエーションを作り出してくれるキャラもたくさんいますよ!(笑)

 

ちなみに、女性のみフルボイスなので、男性の声は想像で楽しむのがよいでしょう。

 

以上4点が主なポイントになってきます。

また、黒百合1については攻略がかなり面倒なので、言葉遊戯様のHPに掲載されている攻略サイトへジャンプして、見ながら攻略するのがよいでしょう。

 

......いかがでしょうか?

少しでもやってみたい、と思っていただけたなら幸いです。

 

ちなみに四天王、というのは「黒百合」「カタハネ」「FLOWERS」「その花びらにくちづけを」の4つです。

余裕があれば、また残りのゲームも紹介したいと思います。

 

では今回はこのあたりで。

紹介10 BALDR BRINGER

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ひっさびさに投稿します。アポロです。

今回紹介するのは戯画のBALDRシリーズ最新作、BALDR BRINGERです

 

プレイ時間は30~40時間。バルドシリーズとしてみるなら、少し短めといったところです。

今作はバルドシリーズの最終作のようで、初代からお世話になっている人はかなり思い入れの深いものになったのではないでしょうか。

しかし、仮に今までの作品をプレイしていなくても、アクションゲームが好きな人なら十分楽しめる内容になっているので、エロゲでゲーム性も楽しみたい人はぜひやってみてくださいね!!(※今作はアクションパートが大幅に変化しているので、今までの作品をやりこんだ人でも苦戦することが予想されます!)

 

では今作の見どころについて。

①なんといってもアクションパートがすごい!!

②基本はグランドルート一直線だが、最後の盛り上がりは本物!!

③なんといっても曲が最高!

 

逆に悪いところは

①ヒロイン10人もいらない

②マップが広すぎて、途中で結構飽きてしまう

③中盤までのシナリオが難しすぎておいて行かれる

とかでしょうか。

ちなみに、「なんでバルドシリーズの名前を使ったんだ!」みたいな意見は個人的に賛成できません。

そもそもバルドシリーズだからって、アクションパートを統一しなくてはならないしばりはないはずですし、最終作にして異端を持ってきた戯画の挑戦は、むしろ褒められるべきものだと考えているからです。

作品としてはよくまとまっていてとても面白かったのに、過去作の変なバイアスかけてしまうのは、エロゲを楽しむ方法としてはあまりよくありません。

「過去作の話が出てきたらラッキー」くらいに思ってプレイするのが一番楽しめますよ!!

 

では見どころについて解説を。

①アクションパートはやはり良かったですね!

今作は敵機体へのロックオン方式が無くなり、マウスで攻撃する方向を決めて、「右クリック」「左クリック」「ホイールクリック」の3つで攻撃を変化させる、というものでした。これにより、いままで苦痛だった、「攻撃中に他機体が割り込んできてタゲが離れる」ということが改善され、操作に自由性が生まれました。

 

ボスもかなり強く設定されているので、戦略考えていかないと、序盤は圧殺されます。

その辺のバランスも良かったですね。負けず嫌いで最後まで突っ走れました(笑)

 

基本は対集団になるので、1on1が好きな人にはちょっと向いてないかも⁉

最後にまとめて解説します~

 

体験版↓

youtu.be

 

②シナリオについて。

バルドシリーズなら、やはりシナリオは大事ですよね!

今作も、終盤まで(いや終盤もか)かなり難しい展開が続き、気を抜くとすぐに置いて行かれてしまうこともしばしば(笑)

でも、最後のほうは非常に面白く、久々に徹夜してしまいました

なんかBALDR HEARTを思い出しますね・・・途中まではアレだけど、グランドルートで引き込まれるってやつです。

 

基本は「エリス(主人公の母親役)と一緒に、仮想世界から脱出して、現実を目指す」というストーリーですが、「敵に勝って脱出して、はい終わり。」なんて、バルドシリーズがそんな陳腐なもので終わらせるわけもなく...

「おお、そう来ましたか!」といえるような展開が待っています。

ぜひプレイして、それを実感してみてください!

 

③曲について。

これはかなり大きかった。

今作では、op、edに加え、挿入歌が一曲用意されており、そのすべてが素晴らしかったです

いつものことですが、最後はopも挿入されます。

バトルで挿入歌がかかるとテンションがめちゃくちゃ高まりますね(笑)

 

BGMは結構普通でしたが、上の3曲は本当によかったです。

速攻でスマホに入れました(笑)

 

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CGもよかったです。

 

 

 

一方悪いところは、そうですね...

今作はなんとヒロインが10人もいるのですが、正直その個別が結構つまらなくて、正直「いるかこれ?」と思ってしまうこともしばしば。

あまり言えませんが、過去作の設定を踏襲したキャラですので、その辺は楽しめるかもしれませんが...

 

おそらく、前作のハートで、武装少女を採用したにもかかわらず、彼女たちを攻略できないのに不満が残ったから、そのまま攻略ヒロインにしてしまった、といったところでしょうか。

まあ、その辺は適当に流しながら見るのがよいでしょう。バルトちゃんはかわいかったです。はい。

 

アクションパートに関しては、今作はマップ形式なので、1つのミッションの中で何度もマップを行ったり来たりします。

そうやって回っている間にも、敵は無尽蔵に増え続けるので、なんかスロータークエストをやってる気分になりました。

これはこれでありですが、とにかく、行く先々に障害物があるのが苦痛でした。

ボス戦の障害物はもっとどうにかならないですかね...(笑)

 

時間も結構かかるので、毎日少しずつ進めるのがよいと思います!!

 

 

ではまとめる前に、アクションパートのアドバイスを少し...

 

1.少女たちはバランスよく育てましょう。グランドルート到達には彼女たち全員の攻略が必須です。最後まで使わずにとっとくと、レベル上げがめんどくさいですよ!

 

 

 

2.武装について。

基本はメイン射撃自由。サブを十彩。近接を絹花で、ラスボスまではどうにかなります。無理そうなら難易度下げましょう。

 

今回はイオタ(火炎放射器)を除き、最終強化まですれば、どの武装もそこそこ強いので、組み合わせ次第で無限コンボも可能となります。

 

射撃武器は、まずは弾数、次に連射速度の順で強化。

近接はどこからでもいいですが、基本は威力重視で。

 

基本はメイン射撃(左クリック)をおしっぱで、切れそうになったらサブ射撃(右クリック)に切り替え、どちらもやばそうなら近接(ホイールクリック)という感じで行きます。

これで繰り返し挑めば、推奨レベル+6でも普通に戦えます。

レア武器は常に狙いましょう。

 

しかし、ラスボスだけはそうはいかないのです...

 

ラスボスあまりに体力が多く、さらに範囲攻撃も強いので、何か対策を打たないと、敵の体力を半分削る前にこっちが死にます

 

その対策としては、動画でもあがっていましたが、イェルドのレーザーですね。

開幕と同時にレーザーでダメージを与え続け(おしっぱです)、

弾数が減ってきたらクラッシュガンでサブの弾数を補充。

またレーザーっていうのを3回~4回繰り返します。

するとラスボスが第二形態になるので、その瞬間にグラビを発動。

固まっている間にレーザー放出をし続けます。

そこで倒れなければリセット。

 

運が良ければ、グラビが切れる前に戦闘は終わってます。

 

ラスボス勝利時の装備↓

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ただ、ラスボスの水準がレベル30なので、武装はもう少し強めの30~32を持っておくとよいでしょう。

グラビではなく波動砲でも行けますが、運要素が強くなってきます。

 

ちなみに、「そういう攻略がwikiに全然載ってない!」と嘆く方がいますが、ラスボスまではリセット繰り返して対策と武装を考えれば必ずクリアできるので、アクションゲームの練習だと思って頑張りましょう。

その分、勝った時はうれしいですよ!!

 

3.謎のデータについて。

wikiに全部載ってます。

なお、運び屋を追いかけるやつは、ハルベルトで延々硬直させればいけます。

 

4.スキルについて。

基本はファランクスか、波動砲

ボスで詰まるときは、波動砲でダメージを稼ぐのが賢いです。

 

以上です。なにか質問があれば、いつでも答えますよ~

 

 

 

全体のまとめとしては、色々突っ込みどころはあったけど、終わってみれば、「ああ、やってよかった」と思える作品だったな、と。

 

チームバルドヘッドの皆様、長い間本当にお疲れさまでした。

 

ではこれで!!

 

 

 

紹介09 Re:LieF~親愛なるあなたへ~

RASK制作の「Re:LieF~親愛なるあなたへ~」の紹介をしたいと思います。

プレイ時間:短~中(10時間強)

ついこの間まで話題だった作品ですね(今もか)

序盤こそ退屈ですが、グランドルートの引き込みとクオリティには目を見張るものがあります。

 

あらすじ(公式HPより引用)

「もう一度、学園生活を送ってみませんか」

新しい季節、新しい場所、そして新しい学園生活。期待と不安が入り交じる新生活が幕を開けるのは、太平洋に浮かぶ御雲島。閉鎖的な土地に、山を隔てた区分け。コンビニやファミレスなどは一切なく、娯楽施設もほとんどない。ネットや携帯も無い島の中で、主人公たちは初めて顔を合わせる相手と相部屋で生活することとなる。そんな中で、主人公はそれぞれの目標に向かう彼女たちと、どのように恋愛へと発展していくのか。彼らの行く先にある『卒業』は、どのような形で訪れるのか。

 

キャラ紹介

 

箒木日向子~HinakO HahakigI~CV.葵ゆり)

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過去に大きな失敗をし、失意の中に暮らしていた女の子。今までの生き方を変えるきっかけが欲しくて、学園へとやってきた。ほんわかとした印象ながら、胸に秘めた思いは人一倍強い。B級グルメ好き。

 

大舘流花~RukA OtatE~(CV.藤川なつ)

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どこか余裕を感じさせる、とてもクールな女の子。自分に厳しく、ストイックな生き方を貫いている。周囲からは羽を伸ばすことを期待され、学園での生活を勧められた。写真が趣味。

 

海蔵もも~MomO KaizO~(CV.綾瀬あかり)

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元気いっぱいでツインテールな女の子。界隈では知られた「天才少女」であり、数多の論文を発表している。自分の苗字が嫌いで、名前で呼ばないと怒る。マヨネーズについては一家言ある様子。

 

アイ~AI~(CV.奥山歩

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学園寮から離れた場所で暮らす、自称・家出少女。とある噂話がきっかけで、主人公たちと知り合うことになる。

 

見どころです!

①シナリオ良!グランドルートは鳥肌!

②CGのクオリティがありえないくらい高い!

 背景はスクショして即壁紙へ~

③op、ed含めた音楽もgood!

 

不満点は、グランドルートにたどり着くまでが結構退屈なのと、声優にお金かけてないのが見え見えなところですかね。

 

では、上の見どころについてもう少し詳しく...

①について。

前回の記事でも触れましたが、最近のエロゲは結構、メインルート以外を捨てる傾向が強く出ています。このRe:LieFもグランドルート以外のルートは正直面白くないです。ただし、そのメインルートのクオリティはエロゲ全盛期と言われていた時代の作品と比べても何ら遜色ありません。

最初はCGと音楽だけかなあ、なんて思っていたのですが......見事にしてやられました。

イメージとしては、BALDRHEARTの凪ルート、シンフォニックレインのal fineever17のココルートみたいな感じです。

わかんない人は、とりあえず、最後のルートで何かがある、っていうのを意識しとくと、それまでのルートに耐えられると思います。

そのくらいラストの勢いはすごいです。

 

テーマはずばり人工知能(AI)ですね。まあ、登場人物の内一人を見れば一目瞭然ですが...

具体的には、

感情を持ったAIが一体何を引き起こしたのか?

途中で現れる、明らかにAIっぽいキャラの正体とは?

とかがキーになってくるので、そこを意識しながら見るとよいかもしれません。

 

とはいっても、できるだけ深読みはせずに進めたほうが、ラストの衝撃がでかいかもしれないので、その辺は要調整です。

 

 

②について。

まあ、パッケージからして他とはレベルが違いましたからね(笑)

とにかく綺麗なCGです。

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このブランドのCGにはこれからも期待していきたいですね。

でも、Hシーンの写実性は別に要らないです(笑)

 

③について。

opムービーがこちら。

youtu.be

サクラノ詩を思い出しますね。ハイクオリティです。

 

Re:TrymenT(op)も勿論いいのですが、個人的にはグランドedのRe:TraumenDが好きですね。どちらも名曲ですよ。

 

BGMもきちんとした出来になっていました。

さすがにサクラノ詩レベルではないですが、サントラ買ってもいいなって思うくらいには印象に残る楽曲が多かったように感じます。(実際に自分はサントラ買いました)

ちなみに、そのサントラにはopをアレンジしたものとかも入ってて(結構いい)なかなかお得なDisC2枚組になってますよ~

 

 

さて、まとめです。

2016年は、枯渇だ枯渇だといわれながらも、結構シナリオがいいのがそろってた気がします。ISLANDとかもちゃっかり2016ですしね。

その2016という年の最後を飾るにふさわしい本作。

これが処女作というんだから驚きです。

結構値段はしますが、それに見合ったクオリティは保証します。

ぜひ試してみてください!

 

 

 

 

 

紹介08 BALDRHEART

戯画制作の「BALDRHEART」の紹介(?)をしたいと思います。

プレイ時間 中~長(ストーリーのみで30時間強。戦歴埋めコンプならプラス60時間)

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いや~、ようやく終わりました(笑)

ストーリーだけなら前作より大幅に削られているのですが、いかんせん戦友システムがめんどくさく、結局また100時間以上遊んでしまいました...

 

さて、本作はバルドシリーズの最高傑作とされている(ちなみに、PVではこのバルドハート(以下BH)が最高傑作と銘打たれていましたが...)バルドスカイ(以下BS)でおなじみの卑影ムラサキさんが脚本を担当するということで、ファンの期待も高かった一作です。

 

やってみた感想としては、「6~10+でいうなら間違いなく10+なんだけど、批評空間の点数としては、いろいろ減点されて86点くらいかなあ...」といったところです。G線とどっか似てますね(笑)

 

データです(批評空間様より)

中央値 84

平均値 82

データ数 200                                      (2017.02.09現在)

 

悪くないですね。というか、最近の批評空間内のやたらと点数低くなる現象の中では、ずいぶんと高いです。

どうでもいいですが、中央値と平均値が近い作品で、そのどちらもが80点前後の「最近の」作品は結構ねらい目です。というのも、

・かなりの名作だけどアンチも多い→中央値が高く、平均値がそのだいたい5点マイナス

・古い作品で名作といわれている→中央値がそこまで高くないものの、平均値も安定

・データ数が少ないが、コメントには面白かったと書かれている→中央値が馬鹿みたいに高く、平均値がかなり低い

なんかが批評空間内での特徴なのですが、最近の作品は割と(というかかなり)グランドルート以外を捨てルートにする傾向が強く、そのため減点箇所がかなり多くなってしまいます。そのため、中央値自体がそこまで伸びないのです。しかし、最後までプレイするとそれなりの読了感があるため、低い点数をつけるのももったいない、という心理が働き、結果、ほとんどの投票が80点前後に固まることになります。結果として、平均値、中央値ともに80点前後に収まるというわけです。

もちろん例外はありますが、単純にグランドルートの出来をそのゲームの出来と扱うのであれば、最近のエロゲも全然旧作に負けていないということです。

 

最近でいえばRe:LieFあたりがまさにそうですね。

 

というわけで、中央値が80~84くらいでも、平均値が同じくらいあるのでしたら、購入を検討してみるのもいいかもしれませんね。

 

さて、で、結局何が言いたいかというと、今作BHもまさに「メインヒロイン(凪)ルート以外を全部捨てたくせに、そのメインルートだけやたらとクオリティが高い」ゲームだということです。

ぶっちゃけそれだけです。

キャラ紹介とかあらすじとか書こうにも、とあるキャラがネタバレの塊みたいな人なので、なんとも微妙です。

とりあえず、CGについては、メカ2D以外は総じて微妙、ということだけ伝えておきます。菊池さんよ、帰ってきておくれ...

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さて、というわけなので、バルド経験者には「そんなの当り前じゃね!?」って思われるけど、初心者には結構ありがちなミスを上げていくのと、ちょっとしたアドバイスを今回の記事にしたいと思います。

紹介という感じではないので、まだやっていない方は飛ばしてもらって構いません。

 

 

 

 では、以下のようなことに気を付けとけばいいよ~的なのをつらつらと...

 

その1.BSと違ってコンボ補正が目に見える形になったので、多少は減ったでしょうが、基本的にどの技も芯で当てないとそこからのコンボの威力が半減します。

顕著なのがブーストアッパー(よくBUって略されます)。

芯で当てないと補正がかなりかかります。ー50くらいかな?

なんとなーくつながる、みたいなコンボでは、フレイヤ戦や、カトウ戦、もっと言うとラスボス戦で絶対に苦戦します。

始動技、ないしは2撃目で補正100パー越えを目指しましょう。

その点、クラハンはやっぱり優秀です。補正に強いので、イニシャ後もガンガンダメージが入ります。

 

その2.基本的にSAVE,LOADでEND回収はやめておきましょう。武器を育てる、という意味もありますし、GOODENDだけだと、絶対に途中でフォース切れを起こします。

END→クリアデータを保存→そのクリアデータをLOAD→初めからスタートするので、一通り進める→その間で最初にSAVEするときは、さっきのクリアデータのところに上書きセーブ→END→...の繰り返しです。

おすすめは月詠BAD→GOOD,茉緒GOOD→BAD,ユーリGOOD→BAD,凪GOOD→NORMAL→BADです。

凪を除いて、クオリティ低→高と並べています。

 

その3.カイザーキックをさぼらないこと。これが使えるかどうかで凄腕かどうかわかってしまいます。浮いてるやつにND(SD)で突っ込んでカイザー、は必ず必要になる技術です。常にNDに入れておいて、ちょくちょく練習しておきましょう。

フェニックスに当てられるようになったら一人前。

 

その4.戦友効果の意味もありますが、特殊兵器は頻繁に使うようにしたほうがいいです。弱いのはわかりますが、ほっておくと、クリア後に相当めんどくさいレベル上げが待ってます。

 

その5.カトウがうざい、という人。気持ちはすごくわかります。

しかし、奴はどんな技にもカウンターをかけてくるので、例えばプロクター張るだけでも突っ込んできます。「NDもしくは遠距離にプロクターを張る→突っ込んでくるので一歩引く→崩牙もしくはスウェーバックで始動」で必ず倒せます。

そもそもそんなことしなくても、今作はありえないくらいにスウェーバックが強くなってるので、これだけでもカウンターカウンターができます。おすすめはNDスウェーバックかな。

 

その6.ラスボス倒せない...VEならなんとか。という人。こんな装備はどうでしょう?

 

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NDスウェーバック→IAI→クラハン→パイル→スラバズ→NDカイザー→サイス→ジャイロ→インペリ→DD→ジャイロ→イニシャ→火炎(落ちるまで)→NDスウェーバックから繰り返し→DD→ジャイロ→死閃→イニシャ(スーパーキャンセル)→NDスウェーバックから繰り返し

 

ジャイロに慣れるまでが少し大変ですが、慣れればイニシャするまでもなくたいていの敵は倒せます。イニシャ前のジャイロでギリギリ削り切れそうになかったら即死閃へ。

スーパーキャンセル使わなくても、熱量によっては最後の死閃で倒せます。ハードぐらいまでなら熱量関係なく倒せます。

 

ラスボスのウザさはとにかく捕まえられないことです。ということは一回捕まえたら、そのままワンコンできるのが一番いいわけです。

崩牙でも始動困難なので、空中でも追尾できるスウェーバックがやはり優秀でしょう。

 

ちなみに、上の装備はサバイバルでも結構活躍してくれます。

 

その7.ここまで来てなんですが、そのそもイニシャって使うの?っていう人。

いるんですよこれが(笑)

自分もBS初心者だったころはイニシャなしでラスボスまで言ってましたが、BSXでイニシャなしではどうも無理らしいぞ、ということに気づき、そこから練習しました。

今発売されてるBHEXEを買う予定のある人は、ぜひともイニシャの習得をお勧めします。

本編のストーリーは難易度を下げれば、イニシャなしでも別に行けますが、EXEは難易度無視の超難関ステージが目白押しです。クリアするにはやはりイニシャが大事なのです。

 

その8.FEIアクションって使えるの?という人。

はっきり言います。

使わなくても勝てます

というか、FEIアクションの一番のポイントは「コンボ中に何回でも出せること」であって、別にこれを出さないからと言って何らかの不利益を被るわけではありません。もともとはめっちゃ強かったのですが、体験版でFEI地獄だったので、本作では何発も打つと(具体的には4発以上)そこからのコンボにめちゃくちゃ補正がかかるようになってしまいました。つまり、「使いこなせたらそれでいいけど、別になかったらなかったで困らない」って感じです。

現に私自身もFEIアクションなしでVHのラスボスまで行けました(もちろん装備は上のものではないですが)

まあ、それでも鉄山は練習しとくと、EXEでがっつり入ります。

 

その9.どうしても地上コンボ中心になってしまう、という人。

別にいいと思います。

というのも、本作は前作BSで猛威を振るったブンディダガーがありえないほど弱くなってるので、そもそも空中コンボがしづらくなっているのです。

EXEではその辺考慮して、いろいろと上慣性付きの武装が増えたようですが、本編を進めるにあたっては、「基本地上コンボ、やばくなったらラインレーザー撃って逃げる」で十分クリア可能です(難易度にもよりますが)

エッヂ系がかなり強化されているので、パイル→発頚→アトラクターエッヂ→BUとかでも全然いけますしね。

 

その10.コノミの武装はどこで使えるんですか!?という人(武装が弱いってことね)

実は、これも前作BSでありえないほど強かった「エクステンドアーム」と「メタルハーベスター」の反動です。かなりの下方修正が加わっており、単体ではほとんど使い物になりません。

エクステに関しては、たくさん敵が出てくるステージでひたすらNDにして撃ちまくるのがいいと思います。コンボにはとても使えません。

ハベスタは、空中ではヒット数が増えるので、ジャンピングニー→マグナムアッパーで上昇→なんかの技で敵機と自機の高さをそろえる→ハベスタ長押し

を延々繰り返すのがよいかと。

チェーンソーに関しては、正直超高度コンボのお供なので、普通にコンボしてたらまず当たりません。雷光パンチもそうですが、基本的にはヒートナックル始動でよく当たります。地道に行きましょう。

 

その11.全クリしたはずなのに、プラグインが埋まらないっていう人。

実は、プラグインの中には、全武装MAXかつ戦友MAXを満たさないと出てこないものがあります。たまに動画で自機が金色に光ってるやつがありますが、あれがラストのプラグインです。ちなみに、私は40時間くらいかかってとりました。

 

まとめです。

特にBS経験者には、いろいろと酷な仕様があるこの作品ですが、結構新しい技も使えるので、これはこれでありかな、とも思います。

ストーリーに関してはネタバレを含むのであんまり言及しません。

が、少なくとも「見えるものを~」のフレーズがかなりの意味を持っているということはお伝えしておきます。

 

最初の3人のルートは正直「卑影どうした!?」っていう出来ですが、凪ルートはそれを持っても余りある出来です。ぜひ最後までプレイして、熱くなりましょう!

 

あ、でもやっぱりBSのほうがよくできてはいますよ。

BHでバルドシリーズに興味を持たれた方はぜひBSにもトライしてみてはいかがでしょうか?win10対応版も発売されたようですし...

 

では!

 

 

 

 

 

紹介07 FLOWERS(printemps、ete、automne)

InnocentGrey制作「FLOWERS」についての紹介をしたいと思います。

プレイ時間 一本一本は短

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なんとなく百合ゲーの紹介をしたいと思ったので、イノグレの百合ゲー金字塔(といってもまだ完結してませんが...)であるこのゲームを出しました。

百合ゲーって数はそんなに出ないんですけど、一本一本のクオリティがすごい高いんですよね。CGもきれいですし、毛嫌いせずに試す価値は十分にあると思います。

カタハネ」「戦国の黒百合」「その花びらにくちづけを」なんかも有名な百合ゲーですね。どれもおすすめ。

また、POVタグで上位に来ている「すばひび」とか「サクラノ詩」とかは私個人としては百合ゲーには含んでいません。あくまで一般エロゲ―の中の百合要素と扱うのが妥当でしょう。

 

ではいつものやつ。批評空間様より引用(中央値、平均値は秋編のものです)

 

中央値 86

平均値 86

データ数 春 148 夏 85 秋 49           (2016.12.14現在)

 

あらすじ(春編、HPより)

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キャラ紹介(春編メインの3人)

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ほかのキャラもとても特徴的。声優は相変わらずGOOD。

どうでもいいですが、イノグレはかわしまさんを必ず出す決まりでもあるんですかね?

今回は生徒会長役ですが...

 

見どころです

①女子校の雰囲気ばっちり!ご飯3杯いけます

②百合!百合!百合!

③CG綺麗!すぎなみきクオリティ変わらず!

④夏編からシナリオもGOOD!

⑤OP最高!ムービーもGOOD!

 

不満点はシリアスに徹しきれていないことと、夏編の途中(ラプンツェル辺り)までシナリオが退屈なこと、後はCG回収のためか知りませんけど、変に何周もさせるところですかね。

 

①について。

まあほとんどこれでしょう。ぶっちゃけほとんど「マリみて」です。

しかし、こうしたカトリックの雰囲気を保った乙女の園的な感じは、個人的に大好きなので、見ててとても楽しかったです。ニヤニヤできます(・∀・)

 

②について。

百合はいいですね。最高です。

サクラノ詩で優美が言ってましたが、まじで男だけに感染するウイルスとかあったらいいのに...

結構プラトニックな百合が多いです。

陰陽師」とか「ムネモシュネ」とかの所謂レズ指向ではないので、そこだけは注意ですね。男は出てきません、残念ながら。

 

③について。

イノグレといえば杉菜水姫さん。今回も絶賛爆走中(誉め言葉)

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④について。

百合系ミステリィADVの名の通り、基本は主人公(春、夏、秋で変化します)が学園で起こる様々な事件を解決していく物語になっており、プレイヤーもその推理に参加します。

といっても、実際はCG回収のために攻略サイト見ることになるので、そんなに律儀に解かなくてもいいかもですね。

事件を解決しながら、徐々に思い人との距離が縮まっていく描写は見事です。

あと、夏編の途中からは日常シーンも普通に面白く、いろんな本や映画の引用も出てくるので、だれずに読み進められました。

 

⑤について。

OPは素晴らしかったですね。秋編の「虹の魔法」が結構人気ですが、個人的には夏編の「夏空の光」も好きです。

 

まとめです。

百合好きにはたまらない本作。

といっても百合だけではなくて、しっかりミステリーとしてもまとまっており、非常に完成度の高い作品と言えるでしょう。

あと、パッケージが小さくて、持ちやすい点も評価したいです。

↓はDL独占販売

dlsoft.dmm.com

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DMMでは秋編はまだ置いてないみたいですね。

まあ、FLOWERSは一般作品なので、結構近場でも買えます。家電量販店とか。

 

 

 

紹介06 Dies irae~Amantes amentes~

さて、今回紹介するのはlight製作の「Dies irae」 プレイ時間 長(30時間くらい?)

最強の厨二ゲーと名高いこちら。たまにはこういうゲームもありですね。

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いくつかバージョンがあって、古いほうから「Dies irae-Also sprach Zarathustra-」「Dies irae Also sprach Zarathustra-die Wiederkunft-」「Dies irae~Acta est fabula~」

Dies irae~Amantes amentes~」です。

バージョンが新しくなるたびに、いろんなルートが更新されているので、実際に一番たくさんのルートを楽しめるのは~Amantes amentes~でしょうね...

ていうかぶっちゃけ最初の2つは別にやらなくてもいいです。続編とか、そういう感じじゃないので。バージョンが上がるたびに、中身もどんどん進化していると思ってくださると幸いです(要はリメイク)

しかし、Aaは非18禁ですから、エロシーンが見たいぜ!っていう方はAefをお勧めします。両者の違いは最後のグランドルートの個数ですね。詳しくは下に書きます。

 

私の場合はAefから入って、ルートが追加されたと聞いたタイミングでAaも購入した、という感じです。

 

さて、いつものやつです。今回はAaに限定して紹介していきます。

中央値 90

平均値 88

データ数 221                                     (2016.11.21現在)

 

データ数が若干少ないように感じるかもしれませんが、Aefなどと合わせると大体1000くらいは行きますのでご安心を(笑)

というか、またしても中央値90ですね。

個人的にかもしれませんが、批評空間様のサイトにおいて中央値90というのは結構多いように思います。調べてみるとわかりますが、名だたる神ゲーたちは基本中央値90前後に集中し、91以上になってくるともう神越えレベルになってくる、という感じ。

 

まあ中央値、すなわちメジアンというのは基本的に平均値とはまるで異なる性質をもった数値ですので、人が最も値として出しやすい数値に依存します。つまり90っていうのはレビュー書くときに一番出しやすい値なんでしょうね...

最初は93くらいから始まって、次第に下降。最終的に90に落ち着く、っていうパターンが何通りも見られますね。最近だとサクラノ詩とかかな。

 

閑話休題でした。

 

あらすじ

大地は血を飽食し、空は炎に焦がされる。

人は皆、剣を持って滅ぼし尽くし、息ある者は一人たりとも残さない。

男を殺せ。女を殺せ。老婆を殺せ。赤子を殺せ。

犬を殺し、牛馬を殺し、驢馬を殺し、山羊を殺せ。

――大虐殺ホロコーストを。

目に映るもの諸々残さず、生贄の祭壇に捧げて火を放て。この永劫に続く既知感ゲットーを。超えるためなら総て焼き尽くしても構わない。

1945年、5月1日……ドイツ。

陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。

彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。

その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。

彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰も分からないまま、噂だけが広がっていく。

 

聖槍十三騎士団――ナチスドイツの闇が生んだ超人たち。

彼らはいずれ戻ってくる。

そのとき世界は破滅する。

ゆえに、再来を許してはならない――と。

そして61年の歳月が流れた。

彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。

しかし――

2006年……日本。

諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに二ヶ月間の入院生活を余儀なくされていた。

季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。

半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。

失ったものは戻らない。

ならせめて、今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。

しかし、それすらも崩れ去る。

夜毎見る断頭台の夢。

人の首を狩る殺人犯。

それを追う黒衣の“騎士”たち。

常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。

その異常は二ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する暴力的なまでの非日常。

変わらなければ、生きられない。

生き残らないと、戻れない。

加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。

何も大層なことを望んでいるわけじゃない。

正義や大義を振りかざしたいわけでもない。

ただ、還りたいだけ。

つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。

悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。 

この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。 

聖槍十三騎士団との戦い。 

狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。

その果てに、蓮はいったい何を見るのか。

 

改めて見ると、相変わらず厨二臭い単語がごろごろしてますね(笑)

だが、それが良い...(厨二)

 

キャラについて

ネタバレがすごいので、一部だけ紹介。(声優は18禁版、CS版は名義が違います)

 

主人公

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ヒロイン

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悪友

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黒円卓を全員出すとスペース足りなくなるので、今回は省略。ニートとかミハエルとか出さなくてごめんなさいm(__)m

やっぱり声優がすごい(また言ってる)

でも、初めてこれやったときは全然声優とか詳しくなかったので、めっちゃ損してますね(笑)詳しくは下の記事をご覧ください↓

apollox.hatenablog.com

 

見どころです!

①厨二シナリオ全開!バトル大好きな奴はみんなハマる!!

②絵がきれい、というか親しみやすい

③さすがの音楽クオリティ!

④キャラがとても立ってる!悪役たる悪役多数!

 

不満点は、展開的に無理があるだろ...みたいなのがちょくちょくあることぐらいでしょうか。まあ、バトルものなんてたいていそんな感じ(ry

 

①について。

正田教なるものがあるように、シナリオを担当する正田さんは哲学語っても最強なのですが、とにかくバトル描写がうまいです。演出も最高で、とてもありがちな展開なのに、いつのまにかハマってしまっていました。

YouTubeで詠唱シリーズがあったのでペタペタ

youtu.be

 

②について。

これは個人的にポイントです。いくつかバージョンがあるのですが、だんだんと今風のデザインに落ち着いています。やっぱりGユウスケさんは万能ですね

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最後の一枚はラインハルトの流出位階ですね。

 

③について。

厨二曲SAIKOU☆

BGMもさることながら、なによりOP、挿入歌がよい!私はやっぱりAaの「Jubilus」が好きですね。ラストバトルで流れたときはほんとに鳥肌立ちました。

 

④について。

シナリオもそうですが、キャラ配置がとにかくうまい!

敵方の事情といいますか、味方にしろ敵にしろ、とにかく全員に戦う理由があります。それはどうしようもないものであったり、己の渇望を追及したりするものであったりしますが、バトルものの中では、おそらく本作が最もそうした事情を詳しく語っています。

つまりは、感情移入しやすいってことですね。

 

まとめです。

TMの「fate/staynight」なんかと比べても遜色ないバトルものです。

fateほどプレイ時間もないので(それでも十分長いですが...)長い休みに一気にやるとかもいいかもしれませんね。

ちなみに、Aaは最後のグランドルートに、「黒円卓のトップ2人and藤井蓮」の三つ巴ルートが追加されています。

クオリティめっちゃ高いので、よほどエロを見たくない限りはAaを買うのがいいかな。

www.amazon.co.jp

つーか、高!

ソフマップのPC全年齢ゲームコーナーで粘るほうがいいかもですね。そっちも結構高いけど...(初回版なら10000円前後。通常版なら中古で6000~7000円ってとこでしょうか)

あと、続編として用意されている「神咒神威神楽」はDiesのマリィルートの後を描いた作品です。買うときはCS版「曙之光」をおすすめします。こちらもルート追加されています。

Amazon CAPTCHA

Diesマリィルート最終章「Dies irae」→座の交代→神威神楽orDiesグランドルート

って感じなんですが、まあ普通にDies買っておもしろかったら神威神楽も買う、でいいでしょう。

紹介05 君と彼女と彼女の恋。

nitro+制作の「君と彼女と彼女の恋。」の紹介記事を書きたいと思います。

プレイ時間 短~中(10時間前後)

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独特なゲーム、冒険的なゲームという意味では個人的に1番。

よくTwitterとかで美雪の画像が挙がってたりしますね。

Lilies Projectの「彼女と彼女と私の七日」と紛らわしいのですが、一般に「ととの」って略されたりします。

データです。

中央値 80

平均値 78

データ数 608                                                  (2016.12.14現在)

 

あらすじ

毎日は、階段のように過ぎていく。
まるでモブのように無個性な主人公・心一。学園のヒロイン・美雪とは幼馴染みだが、目立ちたくないがために声をかけることもなく、ただのクラスメイトの1人として、平凡な日々を過ごしていた。そんなある日、親友の雄太郎に呼び出され向かった屋上で出会ったのは、クラスで浮いている電波少女・アオイ。「ビリビリ、するの?」そんな言葉とともに、突然キスを迫られた心一。偶然居合わせた美雪に助けられ、なんとかその場は切り抜けたが、それ以後アオイに奇妙につきまとわれるようになる。

友達もなく、人間らしい感情を持たないアオイ。彼女に友達との付き合い方を教えてやりたくて、意を決して美雪に頼み込み、3人で時間を過ごすことに。日が経つにつれ、徐々に人間らしい感情に目覚めていくアオイ。一方美雪も、幼い頃無理矢理押さえ込んでいた心一への想いが蘇り、徐々に主人公との距離を詰めていく。せっかく友達同士になれたのに、日に日にギクシャクしていく3人の関係。

ずっと、一緒にいられると思ってた?? でも、3人ではもう、いられない?? 主人公が選ぶのは美雪か、それともアオイか……?

 

キャラ紹介(nitro+公式サイトより)

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曽根美雪 (MIYUKI SONE)  CV.手塚まき

才色兼備な学園のアイドル。
心一の幼馴染みだが、それを隠して学園生活を送る。
演劇部所属で演技力は抜群。また、バッティングが得意。
ソフトボールを題材にした次回公演では主役を務める。
三度の飯より猫が好きだが、残念なことに猫アレルギー。

 

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向日アオイ (AOI MUKOU)  CV.仙道ミツキ

クラスでいつも浮いている電波少女。

電波の届かないスマートフォンを持ち歩いており、屋上で「とうおるるるるるるるるるるるるるる……」とカミサマへ通信するのが日課。
人との距離を測るのが苦手。
他者の気持ちを理解しようとせず、すぐにHを迫る非常識なところがある。

 

ぶっちゃけネタバレ厳禁なゲームなので、どこまで紹介するか困ってます。↑の美雪の画像も結構ギリギリ

 

見どころです。

①とにかく独特なゲーム!

②美少女ADVについてのメッセージ性がとてつもなく強い

 

不満点は盛り上がる場面のBGMが思ったよりしょぼいことくらいです。他は特になし。

 

①について。

まずは注意です。このゲームですが、1周目は絶対に攻略サイトを見ずに攻略しましょう。逆に、2周目からは絶対に攻略サイトを見て攻略しましょう。でないと終わりません。

というのも、1周目は普通のエロゲ(悩み解決→告白→エロシーン→END)なんですが、2周目からはキャラがプレイヤー(つまり自分)に話しかけてきたりする、いわゆるメタルートになります。

セーブデータもそこで全部飛ぶので、ぶっちゃけセーブしなくてもいいです。(バグじゃなくて、そういう仕様なのです)

このゲームが独特と言われるのは、単に選択肢を選んでキャラを攻略する、という通常のエロゲとはまさに一線を画した、そのプログラム的仕様にあります。

攻略も2周目とメタルートからルート管理がえげつなくなるので、攻略サイトなしの攻略はほとんど不可能です。

といっても、ただ独特なだけのゲームではなく、「確かになあ...」と納得させられるセリフも多く、いい意味での迷作といえるでしょう。

 

②について。

皆さんは、今までにいくつのエロゲを攻略してきたでしょうか?

そのたびに、何人のヒロインと結ばれ、何人のヒロインを振ってきたでしょうか?

このゲームは、そうしたいわゆる当然と思われている「美少女ADV」のあり方に警鐘を鳴らしています。

「振られていくヒロインにも、選ばれたヒロインにも人格があることを理解していますか?」という、絶対にnitro+以外には表現できないエロゲの絶対命題を追求する、非常にメッセージ性の強い作品になっているのです。

 

まとめです。

このゲームほど、「いいからやれ!」といいたいゲームはありません。

初回は絶対にネタバレなしで攻略しましょう。

当り前のように感じていたADVの攻略を見直すとてもいい作品です。

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きゃああああああああああああああ( ゚Д゚)( ゚Д゚)

 

あと、パッケージ版は店頭にあんまり置いてないので、基本はDLになると思います。

dlsoft.dmm.co.jp

パッケージ版を通販するなら↓

Amazon CAPTCHA

 

また、DLの場合は、最後のパスワード入力ができないので↓のキーコードをつかってください。

             「11315237」

 

CG、音楽、シーン全開放パスもあることにはありますが、LINERNOTES見れなくなるので、あんまりおすすめはしない。