紹介02 BALDR SKY
色々迷ったのですが、2つめは戯画制作の「BALDR SKY」を紹介します。(dive1、2、xを含めた評価です) プレイ時間:超長
前回の01の反省から、いろいろ仕様を変えていこうかと思っていますのでよろしくお願いします。
まずこのゲームがどのくらい知られているのかですね。
参考にするのは例のごとく批評空間様のデータ(笑)
こんな感じです。
中央値 90(xはFDなので省きます)
平均値 88(同上)
データ数 dive1:1977 dive2:1700 divex:548 (2016.11.11現在)
要するに神ゲーです(笑)
基本的にゲーム性のあるエロゲの中での王道である、ランス、エウシュリー作品に並ぶ有名シリーズ、Team BALDRHEADの作品です。divexを全制覇するまでに、どんなにアクションゲームがうまい人でも、大体100~200時間はかかるでしょう。
私の場合ですと、dive2の全クリ(永遠の終わりend)までで100時間。divexの悪夢3種クリアまでで150時間、合計250時間ほどですね。
さて、最初に言っておきますが、このゲームはアクションゲームとしてもかなり秀逸なのに、ストーリーもマッチしていてめっちゃ熱くなれるADVです。エロゲにアクションを求めるのは酷ではないか...そんな風に思っている方にはぜひ一度やっていただきたいと思います!
前提として、このゲームはdive1「Lost Memory」dive2「Recordare(レコルダーレ、ラテン語で”覚えているよ”という意味です)」の二つに分かれていて、基本的に2つで1つのゲームになる、ということを覚えておいてください。つまり2本買う必要があるということですね。divexはファンディスクです。
あらすじ(wikipediaより)
門倉甲が仮想空間で目覚めたとき、そこは戦場だった。
記憶をなくしてしまった甲は、訳もわからぬままそこにいた女性、レインの導きで仮想空間から現実世界に脱出する。
しかし、自分がまだ学生であると思っていた甲の目の前に現れた現実世界は平和だったはずの世界とは似ても似つかぬ荒廃した都市だった。
自分は平和な世界で星修学園に通う学生だったはず。再従姉妹である亜季が住む如月寮で、悪友の雅や千夏、幼なじみの菜ノ葉、そして空と真の姉妹達と楽しく過ごしていたはず。
しかしそんな甲に突きつけられた「今」の現実は、自分がすでに学生ではなく、自分が忌み嫌っていた、父親と同じ「傭兵」として、そして凄腕のシュミクラム乗りとして、部下のレインと共に戦場を駆け巡っているというものであった。
自分を戦場へと導いたものがなんだったのかすら思い出せない甲だったが、レインの導きと外科医・ノイの治療によって少しずつ記憶の断片を取り戻しながら、自らの過去と現在に起こった事件を知り、そして隠された真相に近づいてゆく。
なんかもうこのあらすじだけで面白そうですね(笑)
要するに、傭兵だった主人公が「シュミクラム」というロボに乗り、記憶を求めて戦う話ですね。
キャラについて
ちょうどよい画像があったのでペタペタ。水無月姉妹については、キャラ紹介そのものがネタバレになるので、影だけ登場(笑)
ご安心を。ちゃんと攻略できます。(最初の3人はdive1、残りの3人がdive2です)
原画の方は、まよチキとかで有名な菊池政治さん、シナリオはBALDRシリーズでおなじみ卑影ムラサキwith企画屋さんです。
相変わらず「with企画屋」のクオリティーの高さときたら...
さて、見どころです!
①アクションが秀逸!挿入歌ともマッチして、最強に熱くなれる!
②シナリオ、及び雰囲気がとても良い。穢翼のユースティアを彷彿とさせる退廃した世界観を楽しめる
③原画にクセがなく、とても親しみやすい
④キャラがみんな素晴らしい!悪役たる悪役もたくさん!
⑤地味に声優陣豪華!シナリオの良さをさらに引き立てている!
不満点です。
①ある意味当然ともいえるが、アクションシーンなどで、PCの性能が悪かったりするとすぐにフリーズしてしまう
②win10対応版とかでは直っているが、Vista対応版まではバグが多く、修正パッチを入れまくらないといけないのでめんどくさい
見どころの解説から...
①について。これがこの作品を評価する中でおそらく1番重要なポイントでしょう。基本的に使うのはABCDキー(私はWERTに直してますが...)の4つだけなのに、アクションシーンの豪華さがとにかくすごい。
詳しくはYouTubeとかにいくらでも載ってるので、そちらを参考にしてください。
ただし、「dive2ラストシーン」とか入れると盛大なネタバレが出てくるので、そこだけ注意(笑)
こんな感じです↓
②について。with企画屋最強ですね。基本的にはヒロイン6人につき、BADエンドとTRUEエンドがそれぞれ用意されていて、全部で13個くらいエンディングがあります。最後の空ルートの全クリには、それまでの5人のヒロイン全員のTRUEエンドが必要です。詳しくは攻略サイトへ
とにかく、はずれのルートが1つもありません。TRUEは普通に良いし、BADはBADの良さがあります。
また、それに関する注意点としまして、絶対にdive1とdive2は同時に買ってください
同時に買ってください、大事なことなので2回言いました。というのも、dive1が終わってからdive2に至るまでの引きが完璧なので、もしdive1だけ買ってしまうと「やべー!!なぜdive2買わなかったし俺!!」みたいになります。悶々とします(体験談)
とにかくシナリオの秀逸さは半端ないです。
③について。まあ、そもそもアポロ自身が菊池政治さん大好き人間だというのもありますが、この人の絵はとにかくクセがなくて、大半の人が普通に好きになれます。
バルスカはシナリオとアクションに特化している、と言う人もいますが、私としては、それらの良さを前面に引き出す原画の良さにも注目していただきたいです。
④について。キャラの見せ方にもぜひ注目していただきたい。
あまり言うとネタバレになるのですが、この作品はヒロイン攻略→「そういえばあのヒロインどうなったんだろう...?」→次のルートがそのヒロイン、みたいな感じが多いので、ヒロインにすぐ感情移入できます。
また、悪役がとにかく悪役してます(意味が分からないと思いますが、やれば必ずわかります)
⑤について。これは結構エロゲに親しくないとわからないかもしれませんが、この作品には結構豪華な声優が使われていて、聞いてて違和感あるキャラが1人もいません。
「さくらはづきさん」とか最強ですね。だってこの人(ry
⑥について。音楽、特に歌が神です。dive1のRestoration、dive2のjihad(聖戦という意味)、挿入歌のパラダイムシフト、などなど。どれもYouTubeでの再生回数も多い神曲です。BGMも完璧。穴が見当たりません。
不満点について。
①②ともに解説します。
アクションゲームというのは(実際に作った方がいらっしゃればわかるかと思いますが)非常に多くのプログラムで動きます。それ故にミスも多く、修正パッチが後からめっちゃ配布されることもしばしば。バルスカもそれに漏れることなく、とてもバグが多いです。
dive2に至っては、パッチ入れないとロードで止まるという鬼畜仕様です。
パッチは必ず最初に入れましょう!
まとめです。
まあ、挙げてる利点と欠点の数からして、どう考えても私このゲーム大好きですね(笑)
しかし、これやったのは大体80本目くらいだったので、かなり目も肥えていたはずなのにこの結果。神としか言いようがありません。
まあ、あまり言いすぎて期待あげすぎるのも問題なのでこのくらいにしておきます。
あと完全に解説忘れてましたが、divexというのはいわゆるファンディスクで、アクションシーンだけ取り出して、難易度VeryVeryHardぐらいにしたものだと思ってください。dive2までクリアして、まだやり足りないぜ!みたいな人にはお勧めです。
ただし、まじめにやろうとするととんでもなく時間とられます。次の日1限なのに~(朝一で会議が~)みたいなことになりかねないので、そこだけ注意。
最後にアドバイスです~
・武器を鍛えていくときは、めんどくさがらずに全体的に鍛えること。後半難易度Hard以上でアムショカイザー(二―マグブンディ)使えないと悲惨です。wikiも参考にしながら、バランスよく育てていこう。
・ストーリーに関して。途中で出てくる「エージェント」の登場タイミングはきちんと覚えておきましょう。最後に全部つながります。
・シナリオチャート埋めるときは、必ずTRUEから埋めましょう。空end向かえないとシナリオスキップできないので、超めんどくさいことになります。