紹介06 Dies irae~Amantes amentes~
さて、今回紹介するのはlight製作の「Dies irae」 プレイ時間 長(30時間くらい?)
最強の厨二ゲーと名高いこちら。たまにはこういうゲームもありですね。
いくつかバージョンがあって、古いほうから「Dies irae-Also sprach Zarathustra-」「Dies irae Also sprach Zarathustra-die Wiederkunft-」「Dies irae~Acta est fabula~」
「Dies irae~Amantes amentes~」です。
バージョンが新しくなるたびに、いろんなルートが更新されているので、実際に一番たくさんのルートを楽しめるのは~Amantes amentes~でしょうね...
ていうかぶっちゃけ最初の2つは別にやらなくてもいいです。続編とか、そういう感じじゃないので。バージョンが上がるたびに、中身もどんどん進化していると思ってくださると幸いです(要はリメイク)
しかし、Aaは非18禁ですから、エロシーンが見たいぜ!っていう方はAefをお勧めします。両者の違いは最後のグランドルートの個数ですね。詳しくは下に書きます。
私の場合はAefから入って、ルートが追加されたと聞いたタイミングでAaも購入した、という感じです。
さて、いつものやつです。今回はAaに限定して紹介していきます。
中央値 90
平均値 88
データ数 221 (2016.11.21現在)
データ数が若干少ないように感じるかもしれませんが、Aefなどと合わせると大体1000くらいは行きますのでご安心を(笑)
というか、またしても中央値90ですね。
個人的にかもしれませんが、批評空間様のサイトにおいて中央値90というのは結構多いように思います。調べてみるとわかりますが、名だたる神ゲーたちは基本中央値90前後に集中し、91以上になってくるともう神越えレベルになってくる、という感じ。
まあ中央値、すなわちメジアンというのは基本的に平均値とはまるで異なる性質をもった数値ですので、人が最も値として出しやすい数値に依存します。つまり90っていうのはレビュー書くときに一番出しやすい値なんでしょうね...
最初は93くらいから始まって、次第に下降。最終的に90に落ち着く、っていうパターンが何通りも見られますね。最近だとサクラノ詩とかかな。
閑話休題でした。
あらすじ
大地は血を飽食し、空は炎に焦がされる。
人は皆、剣を持って滅ぼし尽くし、息ある者は一人たりとも残さない。
男を殺せ。女を殺せ。老婆を殺せ。赤子を殺せ。
犬を殺し、牛馬を殺し、驢馬を殺し、山羊を殺せ。
――大虐殺ホロコーストを。
目に映るもの諸々残さず、生贄の祭壇に捧げて火を放て。この永劫に続く既知感ゲットーを。超えるためなら総て焼き尽くしても構わない。
1945年、5月1日……ドイツ。
陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。
彼らにとって戦争に敗北することなど些事であり、むしろそれによって生じる夥しい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。
その試みが成功したのか失敗したのか、誰にも分からない。
彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰も分からないまま、噂だけが広がっていく。
聖槍十三騎士団――ナチスドイツの闇が生んだ超人たち。
彼らはいずれ戻ってくる。
そのとき世界は破滅する。
ゆえに、再来を許してはならない――と。
そして61年の歳月が流れた。
彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。
しかし――
2006年……日本。
諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに二ヶ月間の入院生活を余儀なくされていた。
季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。
半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。
失ったものは戻らない。
ならせめて、今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。
しかし、それすらも崩れ去る。
夜毎見る断頭台の夢。
人の首を狩る殺人犯。
それを追う黒衣の“騎士”たち。
常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。
その異常は二ヶ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する暴力的なまでの非日常。
変わらなければ、生きられない。
生き残らないと、戻れない。
加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。
何も大層なことを望んでいるわけじゃない。
正義や大義を振りかざしたいわけでもない。
ただ、還りたいだけ。
つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあの頃に。
悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。
この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。
聖槍十三騎士団との戦い。
狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。
その果てに、蓮はいったい何を見るのか。
改めて見ると、相変わらず厨二臭い単語がごろごろしてますね(笑)
だが、それが良い...(厨二)
キャラについて
ネタバレがすごいので、一部だけ紹介。(声優は18禁版、CS版は名義が違います)
主人公
ヒロイン
悪友
黒円卓を全員出すとスペース足りなくなるので、今回は省略。ニートとかミハエルとか出さなくてごめんなさいm(__)m
やっぱり声優がすごい(また言ってる)
でも、初めてこれやったときは全然声優とか詳しくなかったので、めっちゃ損してますね(笑)詳しくは下の記事をご覧ください↓
見どころです!
①厨二シナリオ全開!バトル大好きな奴はみんなハマる!!
②絵がきれい、というか親しみやすい
③さすがの音楽クオリティ!
④キャラがとても立ってる!悪役たる悪役多数!
不満点は、展開的に無理があるだろ...みたいなのがちょくちょくあることぐらいでしょうか。まあ、バトルものなんてたいていそんな感じ(ry
①について。
正田教なるものがあるように、シナリオを担当する正田さんは哲学語っても最強なのですが、とにかくバトル描写がうまいです。演出も最高で、とてもありがちな展開なのに、いつのまにかハマってしまっていました。
YouTubeで詠唱シリーズがあったのでペタペタ
②について。
これは個人的にポイントです。いくつかバージョンがあるのですが、だんだんと今風のデザインに落ち着いています。やっぱりGユウスケさんは万能ですね
最後の一枚はラインハルトの流出位階ですね。
③について。
厨二曲SAIKOU☆
BGMもさることながら、なによりOP、挿入歌がよい!私はやっぱりAaの「Jubilus」が好きですね。ラストバトルで流れたときはほんとに鳥肌立ちました。
④について。
シナリオもそうですが、キャラ配置がとにかくうまい!
敵方の事情といいますか、味方にしろ敵にしろ、とにかく全員に戦う理由があります。それはどうしようもないものであったり、己の渇望を追及したりするものであったりしますが、バトルものの中では、おそらく本作が最もそうした事情を詳しく語っています。
つまりは、感情移入しやすいってことですね。
まとめです。
TMの「fate/staynight」なんかと比べても遜色ないバトルものです。
fateほどプレイ時間もないので(それでも十分長いですが...)長い休みに一気にやるとかもいいかもしれませんね。
ちなみに、Aaは最後のグランドルートに、「黒円卓のトップ2人and藤井蓮」の三つ巴ルートが追加されています。
クオリティめっちゃ高いので、よほどエロを見たくない限りはAaを買うのがいいかな。
つーか、高!
ソフマップのPC全年齢ゲームコーナーで粘るほうがいいかもですね。そっちも結構高いけど...(初回版なら10000円前後。通常版なら中古で6000~7000円ってとこでしょうか)
あと、続編として用意されている「神咒神威神楽」はDiesのマリィルートの後を描いた作品です。買うときはCS版「曙之光」をおすすめします。こちらもルート追加されています。
Diesマリィルート最終章「Dies irae」→座の交代→神威神楽orDiesグランドルート
って感じなんですが、まあ普通にDies買っておもしろかったら神威神楽も買う、でいいでしょう。