紹介11 最高の百合ゲー「戦国の黒百合」
みなさんこんにちは。アポロです。
今回は(私内)百合ゲー四天王の一角、言葉遊戯制作「戦国の黒百合」を紹介したいと思います。(紹介するのは、現在発売中の3本について)
この作品は同人ゲーの中ではかなり有名な百合ゲーで、「姫様がふたなりになってしまった」という、一見ありがちな設定の抜きゲ―と思いきや......
なんと、ふたを開けてみれば、商業作品顔負けのシナリオゲーだったことで話題を呼んだ作品です。
私も初めの体験版からずっと追いかけているので、特に思い入れの深い作品です。
そのシナリオ、CG、BGM、どれをとっても、商業作品に負けないクオリティを持った素晴らしい百合ゲーであると自信をもって言えます。
値段も安く手に入りますし、実用性も十分です。
......しかし一方で、
もともとマイナーな百合エロゲ―の中で、さらに同人作品ともなれば、
一部の百合ファンくらいしかそもそも目にしない、というのもまた事実であり、
現在、こんなにも素晴らしい百合ゲーが、いわゆる「百合ゲーはこれをやっとけ」みたいなサイトなどでも紹介されていないことがあるのです。
これは大問題です!
というわけで、いつもは商業作品を中心に紹介しているこのブログですが、今回は同人百合ゲーを取り上げさせていただきました。
ぜひこの記事を見て、みなさんもDLしてみてください!
では、前置きが長くなりましたが、以下で具体的にこのゲームについて説明したいと思います。
あらすじ(言葉遊戯様HPより)
これだけ見ると完全に抜きゲ―ですね(笑)
ちなみに、この作品は4シリーズ物で、現在「ふたなり姫と隷属の少女」「ふたなり姫と敵国の姫君」「ふたなり姫と忍ぶ少女達」までの3作品が発売されています。(未完結です)
まあ、だいたいあらすじの通りなので、戦国時代の織田信長陣営の話なんだなあ......と思っていただければ十分です。
さて具体的に、この作品をおすすめするポイントは、といいますと
①人間の欲望や葛藤を見事に描いたシナリオのクオリティ!!
②安定して美麗なCG!!
③BGMおよび声優陣による良演出!
④主人公の朔姫含む、ほとんどの登場キャラが素晴らしい!!
といったところでしょう。以下解説です。
①について。
先ほども申し上げた通り、なんといってもこのシナリオ面の良さというのは外せません。
最初に黒百合1の体験版をやったときは、私も「ああ、ふたなり百合ものの抜きゲ―なんだろうなあ。でも絵はきれいだし買うか」みたいに思っていました。
実際、黒百合1の前半くらいまではそんな話が続きます。
ところが、黒百合1の後半からは政治的な話も入ってきて、黒百合2、3とどんどん引き込まれるストーリーになってきます。
あまり語るとネタバレになってしまうのですが、朔姫がふたなりになった裏では、様々な陰謀が渦巻いていることが後々わかってきます。
またシリーズを通して、とにかく心情描写が巧みで、朔姫がふたなりになったことで与えられる悦びや苦しみがとてもよく表現されています。
ある意味で「狂気」をテーマにしたゲームといっても過言ではないくらい、人がだんだんと壊れていく様子を感じることができます。
そうした欲望が加速していく中で、黒百合2,3と、シリーズは進み、
朔姫はおかしくなり続け、
一体、最後にははどこに行きついてしまうのか、という期待を持たせたまま「戦国の黒百合 最終巻」へと続くわけです。
②について。
なんとシナリオと原画家さんが同じ人、ということらしいですが(笑)
近年珍しいくらいCGもきれいです。
やはり百合作品はCGもかなり重要になってくるので、その意味でも黒百合は優れているといえるでしょう。
③について。
BGMは和風のものが多いですが、なんといっても感動的なシーンで流れるBGMがどの作品でも素晴らしいです!
声優さんもプロを使っているので、演出もかなり力が入っていることがわかります。
④について。
なんといっても朔姫のキャラが素晴らしい!
孤高の姫君、という感じなのですが、その裏では強さがある一方で弱さも兼ね備えている、という、ついつい応援したくなるようなキャラになっています。
また、メインヒロインは1,2,3で変わるのですが、それぞれがきちんとキャラ分けされていて、毎回新鮮な気持ちでプレイすることができました。
百合ファンにはたまらないシチュエーションを作り出してくれるキャラもたくさんいますよ!(笑)
ちなみに、女性のみフルボイスなので、男性の声は想像で楽しむのがよいでしょう。
以上4点が主なポイントになってきます。
また、黒百合1については攻略がかなり面倒なので、言葉遊戯様のHPに掲載されている攻略サイトへジャンプして、見ながら攻略するのがよいでしょう。
......いかがでしょうか?
少しでもやってみたい、と思っていただけたなら幸いです。
ちなみに四天王、というのは「黒百合」「カタハネ」「FLOWERS」「その花びらにくちづけを」の4つです。
余裕があれば、また残りのゲームも紹介したいと思います。
では今回はこのあたりで。