紹介09 Re:LieF~親愛なるあなたへ~
RASK制作の「Re:LieF~親愛なるあなたへ~」の紹介をしたいと思います。
プレイ時間:短~中(10時間強)
ついこの間まで話題だった作品ですね(今もか)
序盤こそ退屈ですが、グランドルートの引き込みとクオリティには目を見張るものがあります。
あらすじ(公式HPより引用)
「もう一度、学園生活を送ってみませんか」
新しい季節、新しい場所、そして新しい学園生活。期待と不安が入り交じる新生活が幕を開けるのは、太平洋に浮かぶ御雲島。閉鎖的な土地に、山を隔てた区分け。コンビニやファミレスなどは一切なく、娯楽施設もほとんどない。ネットや携帯も無い島の中で、主人公たちは初めて顔を合わせる相手と相部屋で生活することとなる。そんな中で、主人公はそれぞれの目標に向かう彼女たちと、どのように恋愛へと発展していくのか。彼らの行く先にある『卒業』は、どのような形で訪れるのか。
キャラ紹介
箒木日向子~HinakO HahakigI~(CV.葵ゆり)
過去に大きな失敗をし、失意の中に暮らしていた女の子。今までの生き方を変えるきっかけが欲しくて、学園へとやってきた。ほんわかとした印象ながら、胸に秘めた思いは人一倍強い。B級グルメ好き。
大舘流花~RukA OtatE~(CV.藤川なつ)
どこか余裕を感じさせる、とてもクールな女の子。自分に厳しく、ストイックな生き方を貫いている。周囲からは羽を伸ばすことを期待され、学園での生活を勧められた。写真が趣味。
海蔵もも~MomO KaizO~(CV.綾瀬あかり)
元気いっぱいでツインテールな女の子。界隈では知られた「天才少女」であり、数多の論文を発表している。自分の苗字が嫌いで、名前で呼ばないと怒る。マヨネーズについては一家言ある様子。
アイ~AI~(CV.奥山歩)
学園寮から離れた場所で暮らす、自称・家出少女。とある噂話がきっかけで、主人公たちと知り合うことになる。
見どころです!
①シナリオ良!グランドルートは鳥肌!
②CGのクオリティがありえないくらい高い!
背景はスクショして即壁紙へ~
③op、ed含めた音楽もgood!
不満点は、グランドルートにたどり着くまでが結構退屈なのと、声優にお金かけてないのが見え見えなところですかね。
では、上の見どころについてもう少し詳しく...
①について。
前回の記事でも触れましたが、最近のエロゲは結構、メインルート以外を捨てる傾向が強く出ています。このRe:LieFもグランドルート以外のルートは正直面白くないです。ただし、そのメインルートのクオリティは、エロゲ全盛期と言われていた時代の作品と比べても何ら遜色ありません。
最初はCGと音楽だけかなあ、なんて思っていたのですが......見事にしてやられました。
イメージとしては、BALDRHEARTの凪ルート、シンフォニックレインのal fine、ever17のココルートみたいな感じです。
わかんない人は、とりあえず、最後のルートで何かがある、っていうのを意識しとくと、それまでのルートに耐えられると思います。
そのくらいラストの勢いはすごいです。
テーマはずばり人工知能(AI)ですね。まあ、登場人物の内一人を見れば一目瞭然ですが...
具体的には、
感情を持ったAIが一体何を引き起こしたのか?
途中で現れる、明らかにAIっぽいキャラの正体とは?
とかがキーになってくるので、そこを意識しながら見るとよいかもしれません。
とはいっても、できるだけ深読みはせずに進めたほうが、ラストの衝撃がでかいかもしれないので、その辺は要調整です。
②について。
まあ、パッケージからして他とはレベルが違いましたからね(笑)
とにかく綺麗なCGです。
このブランドのCGにはこれからも期待していきたいですね。
でも、Hシーンの写実性は別に要らないです(笑)
③について。
opムービーがこちら。
サクラノ詩を思い出しますね。ハイクオリティです。
Re:TrymenT(op)も勿論いいのですが、個人的にはグランドedのRe:TraumenDが好きですね。どちらも名曲ですよ。
BGMもきちんとした出来になっていました。
さすがにサクラノ詩レベルではないですが、サントラ買ってもいいなって思うくらいには印象に残る楽曲が多かったように感じます。(実際に自分はサントラ買いました)
ちなみに、そのサントラにはopをアレンジしたものとかも入ってて(結構いい)なかなかお得なDisC2枚組になってますよ~
さて、まとめです。
2016年は、枯渇だ枯渇だといわれながらも、結構シナリオがいいのがそろってた気がします。ISLANDとかもちゃっかり2016ですしね。
その2016という年の最後を飾るにふさわしい本作。
これが処女作というんだから驚きです。
結構値段はしますが、それに見合ったクオリティは保証します。
ぜひ試してみてください!